(お知らせ)
「日本の生保業界の真実」についての「大地一成のブログ保険塾」は下記のブログに移転しました。
http://blog.livedoor.jp/di1958/?blog_id=2342717
なお、このブログは当分このままにしておきます。
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■ ミニ保険かわら版 ■ =通販医療保険のポイント=
★ 「アリコ・まもりたい」の見極め方!
● とにかくこの商品のCMコンセプトは、「医療保険に誰でも入れる」だ。つまり、従来は加入できなかった人が「加入時の3項目をクリアーできれば加入できる」というインパクトは強い。持病があっても加入できるという点では、これまで生命保険加入を断られたりあるいは特別条件が付いたりした契約者からすると、かなり魅力的に映る保険商品だ。
● 日本の生命保険に関する安易な考え方に「とにかく入っておけば安心だ」がある。要はその商品の中身までよく分からないままに「入院や手術をしたらとにかく給付金が出る」と、考えがちだ。もちろん、他の医療保険と比較して検討することを一般的には勧めるのだが、早い話、やはり広告力で負ける他社の入り込む余地は少ない。
● さて、この医療保険のポイントは50歳男性の場合「3年毎に1回の割合で、60日の入院・手術1回・通院給付金30日」を90歳までの40年間に繰り返すケース」で支払う保険料と保険会社から貰う給付金総額がトントンになる仕組みだ。
● 「ミニかわら版」に「自由になる150万円があれば『まもりたい』は不要!」と、書いたが、これだけの間隔で入退院を繰り返して”トントン”なのである。もちろん「安心料」と割り切れる人はそれでもいいが、50歳で加入し90歳まで保険料をかけ続けると保険料総額は「約550万円」だ。同じように、45歳から60歳前後までの契約者が支払う保険料総額はほぼ500万円前後になる。
● しかし、だからといって「まもりたい」がダメな医療保険と言い切れないのはいろいろなレアケースが想定されるからだ。例えば丸1年が経過して「入院・手術・死亡」の場合は、最短で契約から14ヶ月後(2ヶ月間の入院期間分の保険料も含む)には、保険料約16万円を支払い、入院・手術・退院費用42.5万円と死亡保険金50万円の合計92.5万円を受け取る可能性がある。このケースでは、確かに支払った保険料の「対効果」を考えると、保険料よりも多くの給付金と保険金を得たことにはなる。
● もちろん、こうなってくると契約者個々の「医療保険に対する価値観の差」が大きく影響してくる。個人的に言えば「加入から1年と少しで入院・手術・死亡」を、果たして想定して「まもりたい」に入りたいかとなると、NOだ。もっとも、そのように望んでも遺族が手にする金額は92.5万円に過ぎない。それならば、90歳まで生きることを前向きに考え、毎月の保険料相当額を別途積み立てていく方が賢明だと考えるが如何か。
(注)一部内容に筆者の他のブログ等とダブルところがある。
また、下記の「続きを見る」に、追記する予定。
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■ 保険塾講座の開講案内 ■ (最新開講3講座は「赤色」で提示)
(7)日本の生保業界の真実 第7回(本文+
(6)日本の生保業界の真実 第6回(本文+続きを読む)
(5)日本の生保業界の真実 第5回(本文+続きを読む)
(4)日本の生保業界の真実 第4回(本文)
(3)日本の生保業界の真実 第3回(本文)
(2)日本の生保業界の真実 第2回(本文)
(1)日本の生保業界の真実 第1回(本文+続き)
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■ この「大地一成の・ブログ保険塾」のテキストは、「19年度版・日本の生保業界の真実」を使用しています。そのため図表は本誌で見る形式で「保険塾」は進行していきます。是非お手元におき併読されることをお薦めいたします。驚くべき、真実が続々分かります!
★ 「19年度版・日本の生保業界の真実」の目次は下記をクリック!http://blog.goo.ne.jp/daichi2--6/
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● 1冊1,500円(送料290円)は、本誌到着後5日以内に送金してください。(現在発行しているのは「19年度版・日本の生保業界の真実」だけですが、他誌もご注文の方は発行次第お送り致します。なお、今回「日本の生保業界の真実・生命保険これがホント・医療保険の真実」を同時に注文される方のこれから発行2誌の送料は当社負担となります。
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■ 第2章! ■ =営業戦略のポイント=
★ 「設計書の配当積立金が、貰えないと、こんな”悲劇”が契約者を直撃する!(28ページ~)」が、攻略のポイントだ!
● 「定期付き終身保険・更新型」の攻略ポイントは、以前は「更新毎に保険料が上がる!」だっった。さすがにこのことは周知の事実となり「定期付き終身保険」に問題意識がある契約者の多くは何らかの手を打った。簡単に説明すると「定期保険部分(更新型)を解約し、変わりに別途全期型(長期定期保険)に加入する」という処理だった。当然のことだが、この処理のやり方は先に契約を確定させてから定期保険特約の解約処理をすることだ。
● ところが今回の場合は、これまでサブの注意点でしかなかった「保険料払済時の問題点」だ。というのも、これからは「保険料払済になる契約者数が急増」するのだ。そうだ「700万人の団塊の世代」が次から次に「60歳や65歳」を迎えるのである。おおざっぱな言い方をすると、700万人の相当数がこの「定期付き終身保険」の契約者(=被保険者)と考えられるのだ。生保営業戦略上、この膨大な契約者をターゲットにしない手はない。
● しかも、契約時には「分かったつもりで契約した『定期付き終身保険』」でも、さすがに何年、何十年ともなると、記憶は曖昧だ。さらに「配当金の問題」が絡むことから、かなり的確な知識がないと、「定期付き終身保険」への適切な回答やアドバイスはできない。
● 営業後略のポイントは、ズバリこの5つだ。
★ 保険料払済から80歳迄の保険料の払方!
★ 保険料払済時の「更新型・特約」と「全期型・特約」の保険料の違い!
★ 「保険料前納率」の知識!
★ 「保険料前納残金積立利率」の知識!
★ それに「特約・全期型」の解約返戻金」の知識!
これだけの保険の知識があれば、かなり的確な説明とアドバイスができると思われ、契約者からの信頼も得られるはずだ。逆にそれすらもできないようだといずれ、「銀行窓販全面解禁」でじわじわと生保市場の販売チャネルは様変わりすることになりかねない!
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■ 第2章! ■
★ 設計書の配当積立金が、貰えないと、こんな”悲劇”が契約者を直撃する!(28ページ~)
● いよいよ、「定期付き終身保険の医療保険特約」の解説だ。一般的な保険業界人であれば「定期付き終身保険・特約」についての知識はこのような内容だろう。
① 医療保障内容が最近の医療保険に比べると貧弱。
② 80歳迄(しか)特約は保障がない。
③ 保険料の支払いが主契約の保険料払済となるときに「一括支払い」する約束。(実際は現在年払いでも可)
● ところで、なぜ「今、『定期付き終身保険』なのか?」だが、生保営業の基本形として「現在契約している保険内容から分析するのがコンサルティングセールスの鉄則」だからだ。つまり、現在の生命保険の中身が分からずに「とにかく新しい当社の医療保険はすばらしいんです」を連呼するようでは、とてもコンサルティングセールスとは縁遠い話だ。少なくとも「現在加入している生命保険が契約者のニーズにマッチしているかどうか、を分析する」ことからがスタート台だ。
● もっとわかりやすく言えば、「1,591万件」も18年度上半期末に保有契約がある「定期付き終身保険」は、これから膨大な保険契約が「保険料払済時期」(多くは「60歳・65歳」)を迎えるのである。このことは、ほぼ「1591万件」に限りなく近い量の「医療保険特約」がこれらの「定期付き終身保険」に付加されていることを意味する。
● これまで「営業戦略上、『定期付き終身保険の知識』が必要だ」と解いてきたが、どうも残念ながら営業現場の中間管理職にその問題意識は薄い。つまり、担当する代理店が「生保営業に動けば動くほど『定期付き終身保険』に遭遇する」のである。そしてそこでの契約者からの質問は「保険料払済時の対処」だ。このとき、先ほどの3点をオウム返しに繰り返すレベルでは、とても”保険プロ”とは、言い難い。言うまでもなく「適切なアドバイス」が求められる。
● もし、「特約の一括支払いの件、80歳までの継続の損得さらには医療保険関係特約の解約返戻金」まですらすらと解説ができれば、後は契約者の判断だ。実は、この「3点セット」を解説するために「日本の生保業界の真実」を何とか発行した、といっても過言ではない。実際問題として、この「3点セット」を解説した本などは私が知る限りない。
● ところで、このような話をすると、「当社はコンプライアンスが厳しくて他社のことは厳禁なんです」と、打ち明ける営業現場管理職氏がいる。その時、「もし自動車屋さんが新車交渉中に、今乗ってる車が具合が悪いと言われたら、他社の車ですから当社では何も申し上げられません」と突っぱねるだろうか。少なくとも系列の自動車工場でみてもらうとか、あるいはそれを理由にもっと積極的に新車営業に力を入れるかも知れない。ポイントは「定期付き終身保険・更新型」は紛れもなく欠陥車と同じ『欠陥商品』である、ということだ。
● ”契約者本意”を標榜しながら平気で「更新型を推奨する大手生保」もいまだにあるが、要は「更新型と全期型を比較・説明をして契約者が納得」して契約したかが大きな問題点なのだ。最近では保険会社の営利主義で一部の外資系生保までが「更新型を推奨する始末」だ。
● さて前置きがやや長くなったが、次回からは「定期付き終身保険・特約」の核心の説明を開始する。どうしてもブログでは図表表示が困難のため、「日本の生保業界の真実」とタイアップしてこの「保険塾」を読んで頂きたい。
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■ いくら貰える?配当積立金額の行方!(本誌20ページ~)
もし、設計書に記載された「配当積立金額」を信じて期待していた契約者がいるとするとこれは大変だ。しかもその減り方が半端ではないから余計始末が悪い。要はアテにしていた資金が手にできないのだから契約者としてはその応急処置をしておく必要がある。少なくとも「その時になって気付き驚愕する」というのではやや手遅れだ。
■ 積立金が貰える生保と貰えない生保(本誌22ページ~)
とかく「配当金」というと、23ページにある図がよく用いられる。いわゆる「3利源合計」が「契約者への配当と内部留保」に使われるというものである。そこで17年度決算からこの「3利源の内訳」が一部生保で公開されたが、やはりより正確にみるには、24ページの(図表⑫の図と参考表)「社員配当準備金」の推移表だ。「日本・第一・明治安田」はここ数年で上向き傾向だが、「住友・三井・朝日」はまだ苦しい。 また25ページの「商品別配当準備金」をみても、「個人保険」に対する配当金繰入額は各社で明暗を分けている。ダントツは「日本生命」だが、金額では「大同生命」が「第一生命」より多い。また「明治安田生命」は、団体保険の金額が日本生命より多いことから「個人保険シェアー」は少ないものの、7476億円という金額は、総資産が2割ほど少ない「住友生命の2924億円」を大きくリードしている。「三井生命」と「朝日生命」は、かなり苦戦だ。 ところで、ダントツの「日本生命」だが、26ページの(図表⑭)を見ると分かるように、これでも「社員配当準備金の減少」と「個人保険への配当準備金激減」は見ての通りだ。言わずもがな、昭和の後半から平成にかけて契約した保険契約の配当実績が良いわけがないのはこの表からも読み取れる。もちろん配当金の増加も大きな課題だが、やはり「配当金積立利率」が上昇してこないことには、「配当積立金」の問題は好転しない。
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■ 「配当積立金」が増えない「配当金積立利率」のカラクリ!(本誌18ページ~)
これまで、「保険料払済時点」で蓄積している「配当積立金」が設計書に記載されている金額の半額以下になる理由は、毎年の配当金の減少もそうだが、しかしメインではないと解説した。
では、何が「配当積立金」をこんなにまで少なくしたのか。実はその答えは「配当金積立利率」にあったのだ。本誌でもっとも良い条件として数値を使った「昭和60年」の「配当金積立利率」は、なんと「8.0%」である。
これは、19ページの表にもあるように、「1万円が30年後には10倍の10万626円」にもなるのである。もちろん「毎年有配当」は契約から3年目から支払われるため当初の配当金は少ない金額でも時間の経過とともにどんどん巨額になっていく計算だ。もちろん契約時の保険設計書の「配当積立金」はこの積立利率を使って弾き出された数字を記載しているのである。
ところが、今やこの「配当金積立利率」は、どんどん下がり続け0.1%(もっと低い生保もある)をつけ、ようやく最近になり反転して上がる傾向を見せ始めている。もし「0.1%」で1万円を30年間運用した場合は30年後にいくらになるかというと、わずか1万304円に過ぎない。8.0%なら10倍で0.1%では304円増えるだけなのだ。
【業界の攻防】 この「配当金積立利率」は、まだ生保で使われる諸利率のほんの一つに過ぎない。本誌でも諸利率の中身について解説しているが、これからの生保営業では「諸利率はマイナスからプラスへ転じる時代に突入」したことで、これに明るくない営業員や代理店では、いずれ「銀行窓販」に市場を脅かされることになる。どちらが顧客に正確な保険情報で説明をするかが決め手となる。もし、先にちゃんとした説明がなされていたらいくら銀行員がとくとくと数字で説明をしても「うん、その話は聞いて知ってるよ。それで今の保険に切り替えたんだ」という回答になるが、何も知らないままだと「さすが、銀行だねえ。そんな話ははじめてだよ。やはり保険屋さんではこういう専門的なことになると頼りにならないねえ」と言うことにもなりかねない。
この販売戦略は、顧客の「設計書」があれば、実に攻略ポイントが絞られる効果ある保険の知識なのだ。
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■ なぜ、貰えない?!「配当積立金」の落とし穴!(本誌12ページ~)
第1回では「定期付き終身保険」の保険料払済時に蓄積しているはずの「配当積立金」が、契約時に説明された設計書記載の金額よりはるかに少なくなると言う説明をした。
もちろん、この設計書の金額をアテにして老後の資金計画を立てている契約者がいるとすると、これはとんでもないことで、年齢や加入している保険の内容によっては、設計書記載金額の「半額以下」になることを十分考慮しておく必要がある。
特に今回は「定期付き終身保険」をメインに解説しているが、「個人年金保険」の場合は、保険設計書記載の「年金額」には要注意だ。というのも、大概の保険会社の設計書は、満期まで積み立てられた配当積立金をも含んだ「年金額記載」となっており、当然のことながら「0」配当が続く「個人年金保険」では到底手にできる「年金額」ではないと言うことだ。このことは、本誌の13ページの「養老保険の配当実績」からもよく分かる事実だ。
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■ 今や「医療保険」等の「第三分野保険商品」が花盛りである。ところがそのようなときになぜ「定期付き終身保険」なのか、という素朴な疑問を持つ方も少なくないはずだ。しかし、もし「保険のプロや相談業務に当たるFP」が、「1,714万件・414兆円」(18年6月末)も現在ある「定期付き終身保険」を無視した保険営業やアドバイスをするというなら、これこそ「不適切な説明とアドバイス」をしかねないから要注意なのだ。
● 保険プロなら、「定期付き終身保険の保険料払済年齢」となる60歳や65歳を団塊の世代が大量に今後迎えることになる。その時「良く分かりません」ではとても”プロ”とは言えまい。当然のことながら「コンサルティングセールス」を吹聴することなどおこがましい話だ。 ● しかも、5月に民営化される「かんぽ生命」の主力保険商品は「定期付き終身保険」である。ところが、驚かされることは、この「かんぽ生命」と「民間生保」の『定期付き終身保険』は明らかに異なる仕組みであることすら知らない保険業界人が少なくないことだ。このままでは、「かんぽ生命」は、『定期付き終身保険』を積極販売し販売局員も手数料増収につながるが、第三分野に気を取られている一部民間生保の営業員や代理店は少ない手数料のために悶々たる日々を凄くことになりかねない。 ● もっとも、その先にある「銀行窓販全面解禁」は、これまでの営業現場とは異なる価値観がまかり通る訳で、いつまでも保険会社が言うような保険販売では間違いなく営業員と代理店の明日は約束されないことにもなりかねない。かつて「定期付き終身保険」の『定期保険部分の更新型』を徹底的にひもときその私のPB(プライベートブックス)は、「ソニー生命・プルデンシャル生命・AIG関係」の購読占率(送付先が保険会社だけの統計結果)が極めて高かったが、もう一つの「特約の更新型問題」が今や現実も問題としてクローズアップされてきた。
=保険料払済問題として「配当積立金」の件は既に「週刊ポスト」(1月26日号)で解説済=
第1回 【 第1章!保険設計書の”配当積立金”が、半額以下?!(テキスト5P~)】
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「定期付き終身保険」といえば、かつて大手生保のドル箱保険商品だった。文字通り「働き盛りには大型保障、保険料の払込が終われば、一生涯保障と配当金が戻ってくる」と、いわば理想的な生命保険として爆発的なヒット商品だった。
ところが意外にもこれまで大量に販売してきた大手生保関係者でもこの商品の構造をよく知る人は少ない。理由は簡単だ。商品構成を教育するまえに「とにかく良い保険商品」と洗脳し、「売れ売れ!」とばかりに飴と鞭で大量販売したのである。
しかし、商品構成を理解すると、「定期付き終身保険」そのものは決して粗悪品なのではない。大きな問題点を3点指摘できる。
● 「定期付き終身保険・更新型」問題
● 「予定利率引き下げ」を狙った「転換」問題
● 「終身保険と定期保険」のアンバランスな販売問題
である。逆に言えば「定期付き終身保険・全期型」なら、『お宝保険』ということができる。もちろん「予定利率」は高いに越したことはない。・・・・・
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■ 生保38社の「上半期基本業績」分析!■
● 11月27日、主要生保の18年度上半期業績が発表された。それを受けて翌日の新聞に諸業績数値が掲載されることになるが、今回の新聞報道ほど各社の業態が把握しづらい業績項目と解説が並んだことはない。
● ベースの業績は「保険料等収入と基礎利益」で、それに「3利源やSM比率、実質純資産」などが表にされた。実は、各業績項目もバラツキが目立ったが、肝心の生保の取り上げ方も各紙バラバラだった。これでは一般の読者からすると、生保の現状を捕らえることはほぼ絶望的だ。
● もちろん、保険業界人にすると、とても各紙報道だけで生保業界の実態を把握することなど到底無理なわけで、消化不良のまま何となく見過ごすことになる。しかし、17年度決算を各主要業績毎に分析・解説した「保険・かわら版」に準じて分析・解説をすると、何事もないかのような状況ではないことが浮かび上がってくる。
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● 「定期付き終身保険」=第8回<マスコミ記事の本音>=!
(1) さてさて、本日の「読売新聞の定年@マネー=保険=」について、とんでもない”珍アドバイス”が記載されている。「定期付き終身保険の医療特約は、最長80歳までしか保障しないものが多い。亡くなるまで保障したいなら、単体の終身医療保険を夫婦それぞれが契約するよう、保険を見直すとよいでしょう」とある。敢えてこれをアドバイスしたFPの名前と会社名は略す。もっとも記事を見れば誰にでもわかるが。
(2) なぜ、これが”珍アドバイス”なのか。おそらくこのFP氏は、80歳までの医療保険(正確には特約)の仕組みをご存じないと思われる。これは「80歳満期の定期保険タイプ」である。しかも「解約返戻金有り」だ。つまり、この「読売新聞の定年@マネー」で例として記載されているような、昭和60年代の「医療保険・特約」は、80歳まで延々と継続すると余程、入院や手術をしない限り、契約者は支払った保険料を回収することはできない仕組みなのだ。
(3) では適切なアドバイスは、どうするかとなるが、「60歳以降解約」である。つまり、健康を条件に「医療保険・特約の『解約返戻金』」と相談して解約し、その原資を「老後の入院や手術の準備に資金準備」しておくのが賢い方法だ。(テキスト参照)
(4)このように説明すると「そんな乱暴な」と思われるかも知れないが、誰が80歳まで保有すれば「資産価値0」になる特約を後生大事に続ける必要があるか、甚だ疑問だ。とかく120日(当時の入院保障期間)の設定があることから、単純に120日×1万円というような計算をしがちだが、いくら高齢でも120日間入院ということは多くない。もちろん、退院からの免責期間もあることから、そう何回も120万円を受け取れるわけではない。
(5)ならば、その分を「現金資産で準備」するのが賢い選択だ。もう一つの”珍アドバイス”は「単体の終身医療保険を夫婦それぞれが加入」という点だ。これは保険料を計算すればすぐにわかることだが、仮に平均寿命まで夫婦で生きた場合、総合計保険料はいくらになるか計算すればその金額分を入院や手術で回収しようとすると、かなり頻繁にしかも免責期間をかいくぐりながら入院・手術をしなくてはならないことになる。
(6)はっきり言えば、「夫婦単体で医療保険に加入するのは、大損になる可能性が極めて高い」ということだ。特に若いときは、例えば奥さんが入院となると余計な出費が嵩むことから、子育てが終わるまでは必要かも知れないが、高齢になってから夫婦それぞれが加入するくらいなら「医療保険に加入したつもりで、その保険料分を貯蓄した方が賢明」だ。(テキスト参照)
(7) もっとも、このようなことを具体的に書かれると、保険会社もまた”珍アドバイスするFP”(自分で保険会社の代理店をしているケース)も困るわけで、早い話が「それは安心だ」として高い保険料を払ってくれる契約者もいないと社会は成り立たない。「医療保険」のほとんどのケースは、「自分が支払った保険料を先々戻してもらう仕組み」にすぎない。もちろん、その「戻す時期」が「早かろうが遅かろうが」、契約者は延々と満期あるいは終身保険料を払い続ける仕組みなのだ。
(8)もちろん、中には「役に立った」というほど入退院や手術をするケースがないとは言わないが、これなども「免責期間」などで保険会社が大きな保険金支払いにならないようちゃんと計算されている。
(9) 最後に今日の記事でヒットは「10月以降の高額医療費制度による自己負担限度額」のところ。簡単に言えば毎月8万円弱の医療費用が支払えれば、100万円の医療費用が掛かっても大丈夫ということだ。但しこれには「差額ベッド代等」は含まれないので、これは別途必要。また、気を付ける必要があるのは「高額医療費制度」は「月極」ということと、一般の場合「自己申告」が条件という点だ。少し嫌みな言い方をすると、時間が待てる病症なら、月初めに入院・手術が好ましいとなるが、痛みがともなうケースではそれどころではない、というのが本音だろう。
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● 「定期付き終身保険」=第7回<マスコミ記事の本音>=!
(1) 昨日の「読売新聞・定年@マネー」の続き。サブタイトルに<暇つぶし>と入れたのは、記事の内容から「定期付き終身保険」を介した「FPのアドバイス」にも関連した内容と考えたからだ。暇つぶしに読んで貰えればくらいの軽い内容のつもりだ。が、本当はこれから説明することを良く理解していない、保険プロやFPが多いのも事実で、詰まるところ契約者からすると、当たり外れはある。
(2)できるだけ失敗することがないよう、契約者自身が知っておくべきこと、あるいは本物の保険プロやFPが知っておくべきことを少々説明しておきたい。
(3) さて、昨日の「入院特約などの80歳迄の件」だが、確かに60歳払込済みなら80歳までの20年間分を「一括払い」が原則だ。しかし、記事にはやや無理な設定がある。契約者・男性が58歳になって何も「夫婦特約」に固執する必要はあるまい。本人1万円の入院給付金に対し妻は6割の6000円が支払われる入院日額だが、このままの継続はいろいろなリスクが伴う。もし、60歳の時に80歳までの20年間分を支払ったとしても夫が死亡した時点で契約は終了だ。そこで妻の入院保障はなくなる。
(4) もちろん、それ以前に約200万円の20年間分保険料を支払うメリットがあるかとなると、かなり難しい判断だ。もし、不安なら「本人型」だけにして半分以下の20年間分保険料を支払うのも手だが、その場合でも主契約となる死亡保障分はいくらかは残す必要がある。記事ではいつころの加入か、終身保険がいくらかが不明なので、定期保険部分単体を減額できるか否かの判断ができないが、もし加入年齢が30歳代や40歳代なら減額等をしてそのまま継続が契約者として損をしない一つの方法ではあると考えられる。
(5) さて話題は本日付。とかく「子供が一人前になると死亡保障は不要」というようなかなり乱暴な一部FPの解説をマネー誌等で見かけ、”素人FPの戯言”に愕然とすることがあるが、今回登場のFP・K.E氏は的を射た記事構成になっている。むしろ、記事をまとめた記者氏が年齢が若いせいか、マネー誌等の受け売りが目に付く。
(6) 気になるところは冒頭の「もし、死亡しても遺族年金や貯蓄が十分なら、保険をゼロにすることが可能だ」とあるが、これはあくまでも机上の空論だ。そもそも、記事にあるような遺族年金等を読者のどれだけが貰えるか、まず疑問だ。いろいろなデコボコの人生があるわけだから、それを死亡した時くらい経済的にフラットの役割をするのが「生命保険の役割」でもある。おそらく記者氏は「簡保の養老保険に50歳代以上の主に男性が契約したがるか」をご存じないのだろうが、人生なんて机上に書いたニーズ通りにはいかない。
(7) もう1点気になった点がある。「継続しておいた方がよい保険もある」として「10年以上前に契約した養老保険などは」とあるが、やはり契約量からすると「終身保険」だ。所詮「終身保険は養老保険の一種」なのだが、一般的に「養老保険」は、余程長期満期ものでない限り、「高い予定利率を甘受」することはできない。例えば20年満期や30年満期なら、まだしも10年とか15年とかでは満期を迎えて、予定利率の高いこともジ・エンドだ。
(8)もっともこのような記事で注意を喚起すべきは「加入時にもらった設計書と実際の受取額との差」だ。例えば「10年満期や15年満期の養老保険」に契約した場合、その時点での「配当率による予想満期受取金」が設計書には通常書き込まれる。あるいは印字される。ところが配当金の減額でとても設計書通りの「配当金受取」はほとんどあり得ない。もし、契約者が設計書に書かれた「配当積立金」をアテにして老後の資金繰りを計画していたとしたら予定は大きく狂わされることになるのだ。
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● 「定期付き終身保険」=第6回<マスコミ記事の本音>=!
(1) 今日の「読売新聞」に「定年@マネー」のコーナーで「保険」が取り上げられ、2つの例が記事になっていた。一つ目は「27歳ころに、終身保険1,000万円・定期保険3,000万円・60歳払込済の『定期付き終身保険』」に加入したケース。毎月の保険料は約6万円。まず驚かされることは、よくもまあこのような例を引き合いに出したものだと妙な感心をしたが、しかし、アドバイスの結果約3万円になった、という解説には疑問が残る。
(2) とかくこのようなケースでは「予定利率が高いので定期保険部分を外して(解約)、終身保険だけ継続」というアドバイスが結構多いが、ただ30年前となると「定期保険部分は終身保険に組込型」の可能性が高い。つまり、終身保険と定期保険部分をバラバラに処理できなのだ。結果、全体を減らすには「減額」という手を使うしかないが、そうなると年齢からするとかなりの保障金額が残ることになる。
(3) 記事からすると独身で受取人も81歳の父親ということを考えると、「見直し後の約3万円の保険料」が果たして何のために今後支払続けていくのか、疑問だ。単純にこれまでの「定期付き終身保険」を「払い積み」などにして、新規に「毎月の保険料3万円くらいの個人年金保険」にでも加入したとするなら、それはそれで考え方もあるが、どうも記事からすると「どのようにしたかが不明」だ。
(4) 正確な加入内容は現物がないため断定はできないものの、おそらく現在の「解約返戻金」はゆうに400万円を超えることを考えると、この例では200万円ほどを「契約者貸付」で現金にして、残りを「払済」にしておけば、少なくとも500万円の終身保険は確保できるはずだ。それに間違いなく加入期間を考えると、「配当積立金」(毎年の配当金を積立にしていた場合)もそこそこあるはずで、この配当積立金をおろして、その金額に見合った温泉にでも連れていくのも親孝行だ。
(5) つまり、ここまでしっかり保険料を支払ってきた今回の例では、「契約者貸付で現金にした200万円を老後の医療保障」代として別途預金しておけば、新たに医療保険などに加入することも強いてあるまい。もちろん必要なら、アドバイスされたように約3万円を毎月貯蓄しておけば、5年くらいで180万円くらいがどんどん留まることになる。特に契約者に必要がなければ、既に現在加入している保険契約を丁寧に見直すことで、このような保険契約のケースは以降の保険料負担をなくすか大幅減少させることは可能だ。
(6) 強いて言えば、アドバイスしたのが、保険契約を取らないと手数料収入が得られない立場であれば、「アドバイス=新規契約」は避けられないわけで、この辺の捉え方はビジネスとしては難しいところだ。まあ、保険募集をやっていない私などは、先ほど説明したような内容にしたアドバイスをするだろうが、このような考え方は「代理店等をしていないFP」の立場でも同じだと思うが、要は「定期保険付き終身保険」の分析力がないと、とても「契約者に適切なアドバイス」などはできないことになりかねない。
(7) もう一つの事例は、・・・時間があれば、少々私なりのアドバイスをしたいところだが、この事例こそ、このトップで説明した「アリコのリンゴおばさん」のTV/CMの件だ。つまり、80歳までしかこれまでの保険はないから大変だあ・・・というアリコにしてはかなり深みのあるCMなのだが、実はこの例でもアドバイス次第で契約者の損得は大きな差となるから注意が必要だ。
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●「定期付き終身保険」=第5回<攻略編①>=!
(1) さて、今日から実践編に入ろう。「定期付き終身保険・攻略法」だ。問題は「配当金が契約時の通りであれば契約者の満足度は高かった」はずだが、幸か不幸か、「設計書に書かれた配当積立金は絵に描いた餅」状態である。つまりいくら契約時の設計書に「60歳時には約603万円の配当積立金!」と記載があっても、これはあくまでも契約時の配当率による「予想積立配当金」であり、保険会社が約束したものではない。ここまで書けば「定期付き終身保険」を理解している方は、ピンとくるはずだ。
(2) 生命保険の販売法にはいろいろあるが、まさか「保険にまだ加入していない人に販売しよう」などという奇特な考え方の営業員や代理店はいまい。また、いろいろな保険商品、特に健康状態に難があってこれまで加入できない人を探して契約しようなどという販売手法も同様だ。保険販売のセオリーは、「加入対象者が多い入り方を探す」のが、契約への近道だ。少しからかい目に説明すると、「生命保険に加入していない人」という対象はどのようにして探すかとなると、まず頭に浮かぶのは「乳幼児か高齢者」だ。しかし、これらの年齢層には「生命保険のニーズ喚起」は難しい。間違っても乳飲み子に「このお子さんが万一の場合は困るでしょうから生命保険を!」では、塩を蒔かれてしまう。もっとも「高齢者」の場合は、「資産の有無」で話は少々変わる。もし「相続税」が気になる財産を持っているなら「生命保険を通した相続税話法」はある程度の期待が可能だ。これまで再三私の「ブログ・かわら版」やHPで書いてきた「日本生命や東京海上日動あんしん生命」の「積立利率変動型終身保険」など相続財産如何ではかなりの魅力的商品だ。
(3) しかし、相続税も死亡保障もニーズがない高齢者となると、生命保険の対象者となる可能性は極めて低い。ただ、ダメ元で話をする価値はありそうだ。というのも、これまで民間生保はこの「高齢者層」の保険商品開発をないがしろにしてきた。ところが、この年齢層をコツコツと開拓してきたのは「簡保」である。200万円とか300万円とかの「養老保険」を積み上げてきたのである。もちろん「簡保の定期付き終身保険」でもこの年齢層がうまくいかされているといってよい。少し皮肉な言い方をすると、これからの高齢者層の貧富の差は拡大する。持てるものは「保有財産と年金類」で益々自己資産を増加させる。確かに社会保障はいろいろと厳しくなる傾向ではあるが、それでも働き盛りの年代に比べればまだ優遇されることは間違いない。しかし、保有財産も十分な年金類もない高齢者層がその一方に大量発生する。
(4) 保険契約対象者としてどこを狙うかである。ビジネスとしては少なくとも「保険料を払える人」が対象となる。その意味では、資産のある高齢者層は保険加入対象者なのである。但し、各生保により年齢により「加入金額限度額」が設定されている。かつての大手生保のように「50歳以上は1,000万円以上から取り扱う」などというようではこれから益々攻勢が予測される「かんぽ生命」の「定期付き終身保険」攻略を指を銜えて見ているだけになる。
(5) さて、では今すぐどうするかだが、攻略対象は「定期(保険特約)付き終身保険」である。実は17年度末で「1,654万件・390兆円」の「定期付き終身保険」市場が横たわっているのだ。もちろんこれ以外に類似商品である「利率変動型積立終身保険」が「679万件・139兆円」もある。この市場を見逃す手はない。しかもこれらの多くが「定期保険は『更新型』」なのである。
(6) 少し話を変えよう。「損保ジャパン」の社員が提携先の第一生命の保険商品が代理店チャネルで売れないことからノルマのために自腹を切って契約を計上した。なぜか。とかくこのような「作成契約」(中身は様々だが)は、少なからずどこの生保でも埋もれているのは間違いない。ところが「損保ジャパン」のケースでは、全国規模で作成契約が流行った。理由は簡単だ。「第一生命の保険工房」が普通の保険販売感覚では売れないからだ。というのもこの商品の基本形は「定期保険は『更新型』」である。何も資金力のある知人友人に10年毎に損する保険商品(10年更新型)を売りつけるほどワルではなかった、ということだ。
(7) つまり、『更新型攻略法』が身に付けば、市場は取り放題だ。どれだけ多くの契約者が『更新型』に騙されたか!とはいえ、やはり攻略のためにはそれなりの準備が必要だ。ただがむしゃらに突進しても壁は厚く跳ね返されるだけだ。これまでは、『更新型の欠点』を契約者に説明するだけで契約に至った時代が長く続いた。しかし、これだけ『更新型』マインドが徹底されると、そうたやすく契約者の多くも「気付く、理解する」というところまでいかない。やはり完璧な「理論武装が不可欠」なのだ。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 大地一成の保険塾・第5回(8月23日) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
● 「定期付き終身保険」=第4回=!
(1) 基本的な保障型商品として「定期付き終身保険」は、極めて契約者ニーズに合った保険商品だった。例えば、契約途中で保険料支払いが困難になった場合、「終身保険と定期保険」の両方の解約返戻金から「自動振替貸付」を受けることがほとんどの生保商品ではできた。今でこそ「定期保険」だけからの、「自動振替貸付や契約者貸付」も可能な生保があるが、終身保険と定期保険に単体で加入すると定期保険は文字通り「掛け捨て保険」になるケースが当時はほとんどだった。
(2) ところで「定期付き終身保険」のメリットはいろいろあるが、その一つが「解約返戻金と配当積立金」だ。「解約返戻金」は、契約と同時に保険契約が継続する間の「解約返戻金額」が確定している。つまり、何年後には契約が正常に継続されていれば、○○万円が蓄積している、ということが契約と同時にわかるのである。この毎年の解約返戻金額を明記したものが「保険契約経過表」と呼ばれるものだが、「定期付き終身保険」を主力販売した大手生保のほとんど、否全部といっても間違いないと思われるが、この「経過表」すら契約者に開示しなかった。実は、この基本的な販売手法を取り入れていたら、ここまでパッシングを受けることはなかったはずだが、文字通り「契約者第一よりも企業第一」の企業戦略をとった。
(3) ただ、それでも当初の「定期付き終身保険」の場合は、「定期保険」が保険料払込期間と満期が同一のいわゆる「全期型」であったがために、少々乱暴な売り方をしても結果数字が契約者に取っては優位なことが多かったため問題視されることはなかった。もう一つの「配当積立金」については説明がややこしいが、いくつかの設計書の「配当積立金」例を説明することで理解しやすいはずだ。(テキスト参照)
(4) 「30歳・男性・60歳払込の終身保険500万円、定期保険4500万円」の「定期付き終身保険」に、もしバブル絶頂期の昭和60年ころに契約すると、30年後の60歳時には「通常配当約603万円と特別配当約105万円」が配当積立金として蓄積している、と設計書にはある。これは、当時の「配当率」で毎年配当が出た場合、30年後にはこれだけの配当金が蓄積する予定という表示なのだが、説明するまでもなくこのような”超高配当”は平成に入りどんどんなくなり、最近では超低配当が当たり前になってしまった。
(5) もし同じ内容の保険に、平成2年度に契約したとすると「通常配当約408万円と特別配当約186万円」と、だいぶ昭和60年に比べると減ってはいるが、現在と比べると、夢のような配当積立金額ではある。ところがこれが平成6年度になると「通常配当約155万円と特別配当約185万円」となる。(テキスト参照)
(6) ここで1点注意が必要なのが「定期付き終身保険は払込満期がきたら保障は終身保険だけになる」という説明だ。上記の例で言えば、60歳になると、60歳前に死亡すると5,000万円だが、60歳を過ぎると終身保険の500万円だけになる、というもの。確かに商品構造上はその通りなのだが、もしかの高配当が期待できたとすると、この「終身保険」に「配当積立金」が加算されることになる。昭和60年ものなら、約603万円の通常配当金が蓄積していたはずだが、実際は当然大きく減った金額が30年後には蓄積していることになる。但し、かといって最近の例でもこれだけの「定期保険」の場合は、当年度配当金が「0」になるケースは極めてマレで大概のケースではいくらかの配当金が出ている。つまりこの配当積立金額は、設計書とは大きくかけ離れるものの、全くのゼロではない点に注意しておきたい。
(7) ところで、実はもう一つ「隠れた解約返戻金」が「定期付き終身保険」のほとんどに潜んでいる。もちろん「解約返戻金」ということから蓄積している金額は「確定」である。金額は個々の契約で異なるとはいえ、大概のケースで何十万円となる。(テキスト参照)
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● 「定期付き終身保険」=第3回=!
(1) 「定期保険の『更新型』」については、図表無しでは説明がしづらいので、その知識を早く知りたい方は「生命保険これがホント」(私のHPの出版物)のところから購入して読んでいただきたい。さて、今日は、「定期付き終身保険」が如何に契約者ニーズに即した保険商品であったかを説明してみよう。
(2) 最近の傾向として「終身保険+生活収入保険(保険金分割支払いタイプ)」の組み合わせが、保険料が安く合理的な保険の入り方、として積極販売されている。もちろん「終身保険」はいろいろなタイプの商品が販売され始めているので、組み合わせとしては多種多様になるが、問題は「生活収入保険」の安易な販売だ。この商品の特性は、あくまでも「現在の生活を維持できる生活資金をカバー」が一般的考え方だ。そして大概の場合ある一定年齢で保障は終わる仕組みだ。(テキスト参照)
問題点は3点。①:インフレヘッジができないこと。②:生死を彷徨う状況下の場合、果たして保険金受取金額が逓減していく仕組みに対して納得できるかどうか。また、死亡した場合の保険金額が明確でない、計算しないとあるいは経過表を見ないとわからない、というのでは困る。③:契約後早期死亡のケースでは、確かに分割受取の場合高額な保険金を受け取ることができるが、一般的にこのようなケースでは妻の年齢は若い。となると、再婚の可能性が高くなるが、実際問題として毎年(月)、前夫からの死亡保険金を受け取るというのは抵抗がある。結局、一括して受け取ることになるだろうが、となると、「亡くなったご主人が天国から生活資金を届ける」というフレーズにはかなり抵抗を覚える。(テキスト参照)
(3) ただ、敢えて説明するまでもなく「必要保障額」のカバーには「安い保険料」で対応できるメリットはある。課題は、「最初から生活補償型」なのかあるいは「一つの選択肢としての生活補償型」なのか、だ。どうも最近の傾向としては、かつての大手生保が「何が何でも、定期付き終身保険は『更新型』」とした、悪夢の日々を思い出させるのだ。つまり、保険料を支払えしかも将来も安定した保険商品加入を望む契約者には、「箱形の定期保険」をちゃんと説明するべきなのだ。言うまでもなく、「箱形の定期保険」の大前提は「解約返戻金」がある定期保険だ。(テキスト参照)
(4) 最近の一部保険会社で見落として保険商品開発をしているのは、「安い保険料=契約増」という誤った考え方が増殖していることだ。確かに長期デフレの時代には歓迎された保険の価値観だった。しかし、これからは中身が問われる時代だ。例えて言えば、自動車保険を販売する代理店の多くは「通販自動車保険を、”安かろう、悪かろう”」と言う。もっとも最近では自動車保険の細分化が進行したことで、この通りとは言えなくなったが、それでも少なくとも「事故対応」とか、「商品説明」には自信を示す代理店が多い。つまり「安心できる保険には何らかの付加価値がある」のである。当然その分、保険料は高くなる。
(5) 定期保険で保険料が高い、その代償は「解約返戻金」の存在だ。もし、高い保険料でも可とする契約者なら、契約から一定年齢まで「同額の保障」を得ることができる。急病で入院することになっても「今、俺が死んだらいくらだ?」などという余計な心配はしないで済む。余談だが、もし生活補償タイプなら「どうせ亡くなるならできたら今年中にお願い。そうすると貰える保険金が○○万円多いの」などという冗談も不要だ。
(6) もちろん、「定期保険に解約返戻金などの経過表」は必需品だ。理由は満期前に健康であれば「解約」するためである。そのためにはできるだけ保険期間は長期に設定しておきたい。こうしておけば、60歳や65歳で「定期保険の解約返戻金」を老後資金の足しにすることもできる。(2)のところで、生活補償型の欠点を3点上げたが、逆に「箱形定期保険の長所は、解約返戻金の蓄積」だ。(テキスト参照)
(7) 長い人生、契約時の生活環境が続くという保証はどこにもない。毎月「安い保険料で得した」と思っていても、肝心の保険料の支払いさえ困難に陥らないという可能性は決してゼロではない。そのようなとき「定期保険に解約返戻金があるかないか」で人生は大きく変わるのである。「解約返戻金」があれば、「契約者貸付」ができたり「自動振替貸付」ができたりと、契約者のもっとも重要な「死亡保障」をなくする可能性が少なくなるのだ。もちろん「定期保険の契約者貸付・自動振替貸付」(テキスト参照)などができる生保とできない生保があるが、これからの景気回復による契約者の選択肢が豊富になることによる「安心・安定した『定期保険選び』」のためには、契約者ニーズに即した「定期保険販売」が絶対条件だ。
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● 「定期付き終身保険」=第2回=!
(1) まず基本的なことから説明すると「定期付き終身保険」には大きく分けて2種類ある。『定期付き終身保険』と『定期保険特約付き終身保険』だ。生保によって商品の呼び方は異なるが、両商品の違いは「定期保険部分の取扱」が異なる。つまり前者は「終身保険に定期保険が組み込み型」になっている。ところが後者は「終身保険が主契約でそれに定期保険は特約で付加されている」構造だ。(テキスト図参照)
(2) 実は「定期付き終身保険」のルーツは意外と古い。昭和43・44年頃の「2倍型や5倍型」に遡る。つまり、終身保険100万円に対し、定期保険が100万円組み込まれた「定期付き終身保険の2倍型」という中身だ。もちろん定期保険が400万円なら、5倍型となる。ところで、この場合の「定期保険」は、終身保険の保険料払込期間と同じ期間の定期保険を組み込む形式を取っていた。つまり「全期型」である。
(3) ここまで説明するとおわかりだろうが、現在の「簡保の定期付き終身保険」はこの民間生保の原型の「定期付き終身保険」なのだ。現在の民間生保の「定期付き終身保険の定期保険部分」は先ほどの後者に当たる「定期保険特約付き終身保険」である。(テキスト図参照・変遷図も参照)つまり、昭和62年ころに”開発”された「定期保険・特約タイプ」は、定期保険の期間設定が自由にできることから、いわゆる『定期保険・更新型』のはしりとなった。
(4) 説明するまでもなく、当時の国内生保の「保険商品・保険料・配当金」などは護送船団行政の賜でほとんど横一線で経営がされていた。つまり、「どの生保でも同じ」という時代だったのだ。ところが、例えば30年満期の定期保険を設定するより、10年満期の定期保険を更新させていく方が加入時の保険料が少ないことに目をつけた●●生命(テキストでは実名)は、「他社よりも保険料が安いことを売り」にして販売を始めた。そしてこれに追随したのが●●生命(テキストでは実名)だった。当時の業界1位・2位生保の「日本生命と第一生命」の経営陣は「保険期間全体では保険料が高くなる。加入時だけ保険料が安いことを強調するのは如何なものか」と販売に難色を示していたが、その売れ行きの良さに負けたかのようにして、本格的に「更新型参入」していくことになる。
(5) 平成の始めは、まだ「生保不安」はなく、「生保が破綻」するなどという懸念は全くなかった、といってよい。もっとも実際に破綻に至った生保の多くは、このころから「予定利率の高い、保険料収入が多い保険商品を主力販売」していたので、その足音はヒタヒタと迫り始めてはいたのだが。 ところが「保険料が安い」という耳障りの良い響きは「多くの契約者」を「定期保険特約付き終身保険・更新型」に大量契約させていくことになる。
(6) ところが、この「定期保険特約付き終身保険・更新型」は、契約者にするととんでもない”食わせ物”だったのだ。少々荒っぽい言い方をすると「騙された」と言っても間違いないケースが山積した。この中身は次回に譲るが、もし簡保が「更新型」の「契約者損失」を指摘してくるようだと、現在の大手生保にとってはかなり手強いことになるのは避けられない。つまり「定期付き終身保険が定期保険特約付き終身保険」を攻略することになりかねないのだ。
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● 「定期付き終身保険」=第1回=!
(1) さて、今回「なぜ、今、『定期付き終身保険』か?」という疑問を持たれた方も少なくないはずだ。ひと言で言えば「生命保険契約を取るため」である。ややもすると「がん保険や医療保険などの第三分野商品がトレンド」とばかりにいわゆる「死亡保障保険」への関心を薄めさせられているのが現状だ。しかし、医療保険を例に取ると、年間保険料相当分を10年間に分割して手にする(注:保険会社・商品・年齢等により異なる。以下同じ)ための「1件」でも最近の商品の複雑化で説明と説得にかなりの時間を要するようになってきた。
(2) それでも、初年度手数料を保険料の半年分のケースでは、毎月P(保険料)が、5,000円なら、1件契約でほぼ初年度3万円の手数料が手にできる計算だ。計算上ではこの契約を毎月10件契約していくと、3年後、5年後には年収何百万円・・・というような、かなりバラ色の人生が待っているはずだが、そもそも毎月10件など、多くの場合夢のまた夢だ。
(3) しかも1件の契約に費やす時間と労力は「保障型保険」を説明・説得するのと大差なくなってきた。とするなら、より手数料が高い保険契約に軸足を置くのが賢い営業だ。と、このような言い方をすると「最近は死亡保障保険は見向きもされません」と、したり顔の”苦情”が殺到する。 では、「生命保険は第三分野商品しか売れない?」かとなると、もちろんそんなことはない。17年度でも「定期付き終身保険は約42.6万件」も売れているのである。同型の「利率変動型積立終身保険の約81万件」を加えると約124万件の新契約件数だ。これがいかに凄いかは「損保系生保8社(他の2社は商品特性から除く)の17年度新契約件数が約83.4万件」ということからも明らかだ。いうまでもなくこの約83.4万件の中には、第三分野保険商品も含まれている。
(4) 「定期付き終身保険」類を主力販売しているのは、国内(大手)生保群だ。商品の中身については順次説明していくとして、なぜ「定期付き終身保険をよく知る必要があるか」だが、基本的な死亡保障保険のコンセプトは「定期保険+終身保険」の大枠にほとんど治まるからだ。つまり、合理的な生命保険の入り方のための保険商品が「定期付き終身保険」なのである。最近の各種保険商品は「定期保険」を、平準型、逓減型、逓増型などや分割支払いタイプを主力にした生保など様々だ。これに「終身保険」は、文字通り、払方を変えたり利率変動型にしたりと各社の特長がでている。
(5) ところで、「定期付き終身保険」をよく知ることは「保険契約を取るため」と説明したが、実は「新契約件数」はわずか約124万件でも、その「保有契約件数は『定期付き終身保険:1,654万件・利率変動型積立終身保険:679万件』の約2,332万件」も生命保険市場に埋もれているのである。もちろん、この約2,332万件の「定期保険付き終身保険類」が契約者にとって納得できる有意な保険設計なら何も文句の付けようはないのだが、そうではないところに「定期付き終身保険攻略のヒントがある」のだ。
(6) しかも、今「定期付き終身保険」を学習する必要が緊急課題なのは、間違いなく「かんぽ保険」の「定期付き終身保険・本格参入」で、生保市場は間違いなく「定期付き終身保険」に脚光が浴びることになる。ところがもしその後に及んでも「民間生保の『定期付き終身保険』と現在の簡保の『定期付き終身保険』の違いを把握できていない」ようでは、保険プロは失格だ。明らかに両社の「定期付き終身保険」は異なる。しかも今は簡保は「2倍型と5倍型」だけだが、保険金額の限度である1,000万円の10倍型を発売すれば、爆発的に契約高が増える可能性がある。民間生保の「定期付き終身保険・保有契約の1件保険金額が約2,300万円余り」ということを考えると、簡保は限度1,000万円でも十分にやっていけるのである。当然だが、完全民営化になったら、同一競争の原理から1,000万円の限度枠は撤廃されるのが自然だ。
★第3回は「簡保と民間生保の定期付き終身保険の違い」!
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★「保険・かわら版」案内版!=保険プロの中のプロとFPにお薦め=
http://homepage2.nifty.com/i_daichi/life/index.html
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● アリコのCMの奥が深いリンゴオバサン!
大概のセミナーでは、本題に入る前に場の雰囲気を和らげるために今のホットな話題をまず取り上げることが多い。となるとやはり一番受けが良いのは「アリコのCM」。とにかくよくぞここまで”物語”を考えるものだと感心するくらい次から次へと映像が流れてくる。AIGの株価とか少々ヤバイ噂話とかは今日の話題にはそぐわないので、カットして、最近気になる「アリコのCM」から一つ。
● リンゴオバサンが方言で「80歳」を連呼するCMの深い意味!
● ほとんど昼間しか見たことがないTV/CMだが、青森と思われるリンゴの木の上で「80歳になったら保険が切れる」を方言でしゃべる年配のオバサンCMだが、それを標準語に直して再度「80歳になったら保険が切れる」を印象づけるCM。もちろん「アリコなら80歳でも入れる」を強調したCMなのだが、このCMの大量放映は、「定期付き終身保険」を大量保有している大手生保に取っては、目障りなCM.
● 実は「定期付き終身保険」の「医療保険関係・特約」は、80歳で満期を迎える仕組み。つまり、「80歳を過ぎたら入院保障がなくなるよ」をややコミカルに強調したCMなのだ。もちろん単純に高齢者対象に新規加入を促す目的もあるが、本音は「定期付き終身保険攻略」の一つ。
● もし、「定期付き終身保険加入者」の「医療保険関係・特約」の説明がちゃんとできれば、このCMは効果が期待できる。「80歳になってからでは保険料も高くなるので今のうちにちゃんと手続きしておきましょう」といわれると、それまで掛け続けてきた「定期付き終身保険」を変更してくれるかも知れない。もっともこのトークは、通販では無理なので、直販・代理店だけが使える話法。
● もっと、深読みをすると「定期付き終身保険」に付加された「疾病特約や成人病」などの特約には「解約返戻金」がある。もちろん満期の80歳では0、だからその前に解約するとそこそこの「解約返戻金」が払い戻される仕組みだ。ここの理解があるとないとでは攻略の手順が大きく狂う。(この部分については、図表での説明が必要のため「定期付き終身保険」のテキストを参照)
● 肝心な保険商品の中身については、美川憲一風に「勝手にすれば~」というところ。要は「支払う保険料と支払われる保険金」を冷静に比較すれば、だいたい模範解答は出るはず。
★お待たせしました!いよいよ、開講!
● 開講前夜までのドタバタ!
予定では、テキストを作成しそれに準じてこのブログで解説をしていく、とやや気軽に考えていたのですが、実際にスタートするとなると、あれもこれもと時間を要することが次から次と出てきて、えらいことに頭を突っ込んだなあとやや自戒。
もっとも困ったのはテキスト。②の「定期付き終身保険」は、これまで使用していたセミナーの資料をベースに後はプリントアウトすれば済むことだからとタカを括っていたら、予定数をかなり超過することになり、それの作業を委託するところまでは良かったのですが、ファイルを送るトラブルでまず一頓挫。さらに①の「38社生保決算」は、生保全体の数字を記入するところがあるため、生命保険協会の年間概況発表を待って再編集に取りかかったが、意外とこれが図表に絡むため結構な時間が掛かり二頓挫。③の「FP関係」は、当初から最近の「マネー誌」等からのQ&Aを「かわら版」的に作成していく予定だったため、まあ、時間的には余裕を持っていたのですが・・・。
● とにかくGO!GO!GO!
まあ、ここで言い訳がましいことをいくら言っても事態は好転しないわけでとにかく諸々同時進行することにした次第で、テキストはでき次第順次送付していきますので、もうしばらくお待ち下さい。
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★ 合従連衡の行方 ★
● 17年度決算を分析し、今後の生保各社の動向を読む前にこれから起きるであろう「生保のM&A」について少し解説をしておきたい。テキストは○頁。今後2,3年の内に生保名が変わる可能性がある生保を並べたのが(表①)だ。表題は「生保名が変わる」と題したが、この中身は実質買収もあれば、文字通りの対等合併もある。もちろん親会社の都合で必然的に生保名が変わるところもある。週刊誌的に言うならば「大胆予測」ということになるだろうが、敢えて言えば「2,3年」という枠を外せば、対象とした生保は生保名が変わる可能性が極めて高い、と考えられる。もっとも中には、元株会社方式により、社名がそのままというところもあるかも知れない。
● 国内生保9社の中では「4社」を挙げる。(表①)の「解説」にも書いたように(1)の案件は2社統合だが時間の問題。とはいえ、この時間は1ヶ月2ヶ月ではなく1年2年の単位。さらに銀行の采配如何のためタイミングが難しい。また(2)については、実質買収してくれないととてもこれからの保険料・配当金競争時代には単独では付いていけない。ただ、高い保険料・少ない配当でもどうにかやっていけないことはないが、今後「配当金」はいろいろとクローズアップされてくることを考えると、どうにか体力が復しかけた今がチャンスでもある。4社目となる(3)は、以外かも知れないが、しかしこの生保の回復が思わしくない場合はこの選択肢が浮上する。
● 国内の他の生保や外資系生保は(表②)だが、(1)は、親会社の意向が強く相手さえいればというところだが、親会社の本社移転がまず先と思われる。(2)は、親会社の売却のため生保名変更はやむなし。(3)の両社についてはテキスト止まり、に止めておきたい。但しその可能性は確率5割と踏んでいるがどうか。また(4)(5)については、買収先さえ見つかればというところだが、新規参入組みはここのところほとんど苦戦しているので、果たして相手がみつかるかどうか。(6)(7)は業績不振で赤字が拡大しないうちに何とかしたいところだが、現状は身動きできない状況が続く。
● 損保系生保では~~~。
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■ 生保38社17年度決算・全格付け ■
★ A格格付け ★ (現段階では暫定格付けです。)
○ アメリカンファミリー生命 ○ ソニー生命 ○ 日本生命 ○ 大同生命 ○ 第一生命 ○ 住友生命 ○ 富国生命
★ B格格付け ★
★ C格格付け ★
★ D格格付け ★
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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「大地一成の・ブログ保険塾」開講! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ● かねてより、系統立てた保険情報の伝達手法はないかといろいろ検討を重ねてきた結果、このブログhttp://daichi-issei.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/__11c0.html#moreで「大地一成の・ブログ保険塾」をいよいよ開講することに致しました。 ------------------------------------------------------- ■ 8月1日同時開講!■ ------------------------------------------------------- ①講座【生命保険業界の現状=17年度生保決算=】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ②講座【「定期付き終身保険」徹底研究!】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ③講座【FPのための生命保険講座】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■ これまで全国各地で講演会/セミナーを開催してきましたが、これだけインターネットが浸透した時代にもっと効率よい伝達手段はないかを検討してできたのが今回の「大地一成の・ブログ保険塾」です。 つまりブログでは「文字」伝達は可能なのですが、図表は困難という点を「テキスト」を事前送付することで、その図表を見ながらブログで説明を見るというシステムにしました。 ■ 受講料は、当面無料ですが、内容を正確に理解するために「テキスト」(A4版×32頁建て。保険・かわら版仕様)の購入をお願いいたします。 ● なお「テキスト」は、今回が初めてのブログ版のため1科目「モニター価格1,050円」(税・テキスト送料込)でお送り致します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【送金方法】 ○ 郵便振替 ○ 「00130-8-665746 新東京企画」 郵便局備え付けの「郵便振替票」にて送金して下さい。 必ず、受講項目の番号を備考欄に書いてください。(例:①・②・③) なお「送金手数料100円」はご負担をお願い致します。 (受講料例:1講座・1,050円、2講座・2,100円、3講座・3,150円) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ● 「モニター」としての第1回募集定員は、約100名の方を予定しています。なお、③の「FPのための生命保険講座」については、FPの資格の有無は問いません。 ● 募集期間は特に設定しませんが、定員に達し次第、「第1回〆切」とさせていただきます。ここへの表示で案内致しますので、以降は「第2回受講受付」をお待ち下さい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |
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● 最近の物語は1ブースに2話ずつ書いてあります。直近は「第22話・第23話」です。順次、第1話からも修正中ですが、当分「工事中!」が続くと思われますので、申し訳ありませんが気をつけてお通り下さい。
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★ 政治家物語 ★
都内某所にて。
A「おい、遂に東澤の名前を出してしまったが、大丈夫か」
B「大丈夫です。東澤の前にまだ2,3かませてありますから・・・。それに4日は出てきませんからこの中途半端な状態が当分続きます。」
A「東澤がこのカラクリに気付く可能性は?」
B「ここに至って何かやらされたということはいくら何でも気付いているでしょうが、今更あいつが何を言っても誰も信用せんでしょう。もっとも、不用意にしゃべるようならそれが何を意味するかぐらい承知しているはずです。それでもここまで辿り着くのは100年掛かっても無理です。」
A「それにしても、よく引っかかってくれたねえ。」(苦笑)
B「まあ、最初は永池の失言程度で矛先を鈍らすつもりだったのが、支持率まで上げてくれましたから、安い投資でした。」
A「瓢箪から駒だが、しかし、あのメールが偽と永池は気が付かないとは、余程お粗末だねえ。」
B「いやあ、驚かされたのはあんな贋作に嵌った永池をいつまでも庇った主民党の幹部ですよ。後原はもう少し賢いかと思ったが処理能力ゼロ、山田は東澤と臭い約束をしているのと葉千の選挙もありキズを付けないよう早めに前線から引っ込めたが、残る鳩海では党を引っ張るのは無理。まあ、所詮ぼんぼんですから。」
A「ところでよく渡辺さんが国家対策委員長を引き受けたなあ。」
B「あれは、苦労しました。内のユダがかなり難儀したらしいです。」
A「しかし、あのコマが立たなかったのはおかしかったなあ。」
B「どうも、あれも事前に仕掛けられていたようですよ。あれは出荷する前に必ずチェックするらしいんです。ところが、1個だけ不良品が混ざった。渡辺さんが自分がそれをとって笑いを取るつもりが、何の弾みか後原のところにいった。」
A「永池は辞めるなんて言わないだろうねえ。」
B「ユダがしっかり頑張らせていますから、大丈夫です。ここで恥を偲んで頑張ってもう1回爆弾発言すれば、今回のことなどみんな忘れてしまう。今が頑張りどころだって耳打ちしていますから。」
A「しかし、変だと思わんのかねえ。」
B「これは永池の理解しがたいところなんですが、君を主民党のほとんどは期待しているんだよ、というと、どうもそれを間に受けているようで・・・。」
A「おめでたい奴だ。しかし、内の人選はズバッ!と的中したわけだ。」
B「でも、さすがに即座に”ガセネタだ!”には一瞬肝を潰しましたよ。」
A「いやあ、余りにも見事に嵌ったのでねえ。感動したんだよ。」
B「4点セットをうやむやにしてしかも9月までだらだらやれる代償として1億で済むんですから、これは笑いが止まりません。」
・・・・・
外には桜の花がちらちらと・・・。
*現在、似たような話もあるようですが、これは都内某所でのフィクションです。念のため。
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■ <生命保険物語=第22話=>■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
セーヌセンターへ帰るないなや、金満部長にことのいきさつを報告すると、
「じゃあ、明日は支社の赤顔法人部長に一緒に行ってもらいましょう」
ということで、どうやらわたしたちはその部長に付いていくだけでいいらしい。
「えーと、すると現在役員の方が3名、社員の方が6名・・・ですか?」
昨日は、確か全員で11名いると言っていたけど。
「そうですか。あとの2名はアルバイトなんですねえ」
「そう、そうなのよ。それではダメ?」
雰囲気は、みのもんたのクイズ番組状態で、美人専務は赤顔部長をのぞき込んでいる。
「分かりました。何とかしましょう。」
確か「団体定期」は、ちゃんと働いている正社員が対象のはずだけど・・・どうするのかしら。
「えーと、この書類に印鑑とあとは11名で各300万円ずつの保障金額で毎月12,550円です。」
「アー、よかった。これで来月安心して社員旅行に行けるわ」
急に決まった「団体定期保険」だったので、その加入理由を聞きたいとは思っていたけど余計なことを聞いてそれで契約がキャンセルになるのでは元も子もないので、ちゃんと書類が済むのを待っていたの。
どうやら、同じビルの他の会社で社員旅行に行ったら、旅行先の事故で若い方が一人亡くなったらしい。ところが、崖から落ちたことが原因のため会社として何らかの弔慰金を払うことになったけど、何も保険に入っていなかったらしいの。就業規則も市販のもので間に合わせていたので、とてもちゃんとした退職金規程もなく、そのための資金の蓄えも会社になかったために、何とか200万円を工面して払ったらしい。
「なるほど、そうだったんですか。で、その会社はどうされたんですか?」
「どこかの保険会社に入ったらしいけどそれが保険料が安くて済むこの団体定期だったのよ」
と、そこに50歳代の女性が入ってきた。
「あっ、この会社よ。」
偶然にも団体定期保険に入ってないで大変な思いをした、田中工業の社長の奥さんが来たの。
「あら、保険屋さん。まさか、飛んでも発憤生命ではないわよねえ」
「いえ、平成生命です」
「なら、いいわ。奥さん、あそこだけは止めた方がいいわよ」
「どうされたんですか」
赤顔部長が聞くと、
「いえね、今月1人辞めてしまうので、その連絡をしたら、これから6ヶ月以内に補充ができないと団体定期保険は自然解約になります、って電話口で冷たく言うのよ。これって腹たつじゃあな~い」
ここまで黙って聞いていた赤顔部長が、
「それは、酷い話ですねえ。」
と、早速田中工業に行き、団体定期の説明を始めたの。
そして1時間もしない内に、もう1件の団体定期保険を契約してきたの。
どうやったのかしら・・・。
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■ <生命保険物語=第23話=>■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「いやあ、わかばさん、ありがとう。」
赤顔部長がお酌をしてくれる・・・。
「でも、わかばさん、クリーンヒットねえ。おめでとう。」
金満部長も褒める・・・。
どうやら、「団体定期保険」が2件決まったことが余程良いことらしい。
「でも、部長さんが一緒でなかったら、とても契約にまでは・・・」
「いやいや、あそこまで段取りが出来ていれば、もう後は事務処理だけだから。」
「これで、支社もよかったですねえ。」
「ほんとに、そうなんですよ。私の首もつながったし。」
「そんな、冗談を。」
何かわたしには意味不明の金満部長と赤顔部長の会話が続く。
「ところで、部長さん、あの田中工業さんの人数の件、どうされたんですか。」
どうしても解せない質問を少し酔いが回ったことも手伝ってしてみたの。
「ウーン、種明かしかあ。まあ、しゃあないなあ。」
赤顔部長が渋々教えた9人を10人にしたカラクリとは、こうだったの。
確かに、田中工業には9人しか「団体定期保険」に入れる資格者はいない。しかし、その資格が該当するかしないかの証拠は当時の「団体定期保険の書類」には一切不要だったの。つまり、この人たちが「加入条件に合致しています」とする名簿を添付すれば事務処理上フリーパスだというの。
そこで、窮余の一策として「田中工業の担当税理士」の名前を付け加えて10名にしたという。名前の通り赤ら顔をさらに真っ赤にした赤顔部長は、続ける。
「うーん、難しく言うと税理士は該当者にはならないんだけど、まあ、生活の知恵かなあ。」
とにかく新規で団体定期で成立させるには、「10名」いなければ手のつけようがない、だから「知恵」を使った、ということらしい。さらに、
「時効だから言えるけど、以前は飼い猫のタマちゃんや番犬のタロウクンが立派な従業員という時代もあったけどねえ。」
「えっ?ネコやイヌが従業員、ですかあ?」
「しかも、年齢を若くしてその会社の平均年齢を下げる・・・すると、70歳の会長さんも少ない保険料で加入できる・・・。あっ、こんなことここだけの話だよ。」
よく意味は飲み込めなかったけど、かなりインチキなことがまかり通って来たらしいことだけは分かった。
「じゃあ、あのアルバイトというのも・・・」
「アルバイトじゃあ、もう丸、丸、二重丸!」
と、両手で大きな輪を作る。
「ふーん、そんなもんなんだぁ。」
「もちろん、窮余の一策ですよ。」
金満部長がまあまあと赤顔部長を遮るように言葉を挟む。
「しかしねえ。わかばさん、この2件は嬉しいよ。」
余程、嬉しかったらしい。でもなぜ?もちろんこの時は赤顔部長を「いい加減な部長」と思っていたんだけど、大手生保のサラリーマンの性を招待旅行から帰ってきてから偶然にも聞かされることになったの。
[注意]「団体定期保険」についての加入条件等は当時とは異なっていますので、混同されないようにして下さい。なお、昭和末頃までの「団体定期保険」の加入チェックは、タマちゃんやタロウクンを従業員にしたかどうかは分かりませんがその確たるチェック機能がなかったため、かなりアバウトな加入が可能でした。
● 別ブログの「大地一成のブログ・かわら版」(http://blog.goo.ne.jp/daichi2--6/e/8a39f1c26c238c94ce07702c0579865b)の3月2日と3日書いた「団体定期に関する裁判」についても今後の展開を参考にすることをお薦めします。
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