生命保険物語=第19話=
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■ 生命保険会社の裏側が続々と・・・!これはホントうぅ・・・?
「ラーメン屋うまか」をでると、強引さんが、
「さあ、部屋で3次会よ。」
と、わたしの腕を引っ張る。もう、少しは眠たいのだけど今日の出来事が頭の中で混乱していて、とても寝付けるような気分じゃあない。
「ねえ、ねえ、どうやら宮崎取締役と金満部長、まだうまくいってるみたいね。」
部屋に入るなりこう切り出したのは、品川支部の入社10年目の新人、噂好さん。
「そりゃあ、あんた、そう簡単には分かれられないわよ。」
地獄耳さんが自信たっぷりにのたまう。
「今でも、会社近くの飲み屋でデートしてるって言うじゃない。」
「えっ?会社近くでえ」
強引さんも話しに乗ってきたけど、わたしが宮崎取締役とぶつかった日もひょっとしたら、二人はデートだったのかしら・・・。
「ねえ、ねえ。それでこれからどうなるの。二人は?」
「まったく、年取った新人は五月蠅いねえ。」
と、つがれたビールをグイと一口飲み込むと、地獄耳さんは目を閉じて、
「二人の後ろ姿には秋風が吹いていま~す・・・。」
占い師調で、声高に言うと、
「ま、大人の恋だから、下々(しもじも)がとやかく言うことでもないし。」
さすが、大人。案外あっさりと話題が変わったの。入社10年目で新人呼ばわりされた噂好さんは少し不満げだけど、この入社20年クラスのメンバーにはいると、それ以上は聞き出せない。
お菓子や果物を食べながら、矛先は当然のように銭木場さんに向く。
「でも、あんたの病気も困ったもんだねえ」
「危うく、古葉クンの人生、狂わすとこだったわよ」
「まったく、毎回世話が焼けるよ」
口々に銭木場さんをののしるんだけど、本人はもう寝たふりして返事もしない。
なんだか、変な感じ。
「でもさあ、今日の料理、まあまあだったねえ」
「そうそう、前の時のパーティーの中華料理は酷かった」
どういうわけか、食べ物になると話が盛り上がる。
「でも、平成生命って、凄いんですねえ。」
やや、おそるおそる、みんなのプライドをくすぐるような問いかけをしてみたの。
「そりゃあ、儲かってるんだもの。これくらい当然よう。」
「一人あたり、5万円は掛かってるねえ。」
地獄耳さんは自信ありげに言う。
とすると、100人で500万円、200人で1,000万円・・・350人で・・・えーい、面倒。
とにかく、凄いお金を使ってることだけは分かったんだけど、誰もそのお金の出所までは分からないみたい。まあ、当然だけど。そんなこと、関係ないし。でも偶然だけど、こんな招待旅行の費用の出所を知ることになるの。ふふっ。
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