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生命保険物語=第18話=

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■ お持ち帰り中の「古葉クン」の危機?!

 「全くしょうがない奴だなあ」
 と宮崎取締役がこぼす時には、実は古葉クンは銭下場さんと同じ部屋にいたらしいの。だいたい保険会社の招待旅行は、同じ支部どうしのメンバーが同じ部屋に雑魚寝なんだけど、銭下場さんも品川支部の6人部屋だったの。
 他の5人が二次会場からかいた汗を流そうと温泉に行くのを確かめ、
「ねえ、古葉クン。手伝ってくれない?」
 と、どうやら自分たちの部屋に連れ込んだみたい・・・。

 何しろ、男性部隊が新目黒支社へ行ってしまうと、品川支社の契約の依存度が高まる品川支社のメイン6人のお泊まりの部屋。折角の招待旅行で気分を害されたのではこれからがやっかいと、
「任してください。銭下場さんのためなら、例え火の中水の中、喜んで。」
 と、鼻歌交じりで部屋に入ると、どうやら銭下場さんがいきなり抱きついてきたらしい。
 
 でも、銭下場さんの下心を見透かしていたかのように5人の内の強引さんと地獄耳さんの2人が部屋に戻ってみると、カギが掛かり中からは「ドタン、バタン」と音が。
「銭下場さん、開けなさい。もう、逃げられないぞ!観念して出てきなさい。」
 の声に古葉クンは危うく年齢不詳の女性の手から無事脱出できたらしい。

「何だ、古葉!おまえ口紅だらけじゃねえか。」
3次会会場となった「ラーメン屋うまか」に這々の体で辿り着いた古葉クンは、しどろもどろで、宮崎取締役の言うとおり、頬から浴衣まで口紅の後がべたべた。

 これも深夜、銭下場さんが寝息をかいている隣で聞かされたんだけど、こんなことは招待旅行では毎度のことでみんな「銭下場さんの病気」とからかっていたの。でもよく聞いていると、何年か前にはうまくいったことがあるらしい。旅行から帰ると銭下場さんのプレゼント攻勢に相手の”青年”もまんざらでもなかったらしいけど、支社内勤の特権である日、銭下場さんの履歴書を見て、その足で支社長に転勤を直訴したという。

「オイ、古葉。今夜のことは俺の胸に終まっとくから、今夜は朝までつきあえ。」
「いえ、いえ。僕は何も・・・。」
「分かってる、分かってる。さあ、みんな飲み直しだ。」

 でも、わたしも見たの。
 宮崎取締役が金満部長の「もう、食べきれないわ。」と残したラーメンを、
「瑞恵ちゃんのラーメンは味噌味か、どれどれ。」
 とばかりに、半分も残しているのをさらりと平らげてしまったの。
 金満部長を瑞恵ちゃんと呼ぶ宮崎取締役はかなり酔いが回っていて、そのときは単なる悪のり?と思ったりしていたんだけど・・・。
 地獄耳さんの話を聞いて「保険会社は人生の縮図」よう・・・という強引さんの言い方に妙に納得させられる夜になろうとは。

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